今話題になっている人間の都合で飼い始めたペットを手放す、讓渡するということについて思うこと。
「讓渡先がちゃんとしていればいいだろう」
ちゃんとしているってなんだろう。
以前働いていた猫カフェに卒業システムがありました。
約10年足繁く通っていた、猫達にも優しくて人当たりの良い人で人間同士も長い付き合いでよく知っていて、
卒業する猫スタッフを引き取る為にペット可物件に引っ越しまでしてくれた人が、引き取った後小さなケージに閉じ込めてネグレクトをした後家から離れた道にその子を捨てました。
卒業時5キロあった体重は2キロを切り、体は傷だらけの状態で保護されマイクロチップの情報からの連絡で事態が発覚しました。
その里親はネグレクトしていた期間中、Xは更新していたが過去に撮り溜めた元気な時の姿の写真を1年間アップし続けていました。
私達は、動物を家族に迎えるということは人間同様にその子の命に責任を持つことだと思っています。
飼い主を自分で選ぶことが出来ない動物たちが、家族として我が家にやってきてくれた子達への恩返しは「最期の日までお世話をさせて頂くこと」だと思っています。
日本の動物カフェのシステムで美化されている讓渡システム。人間の都合で動物を何頭も迎え入れ、年老いたら里親を探すというのは確実に今後が保証されていないという事実を知っているからこそ命に責任を持っているとは思えません。
当店のワンズは全てオーナーの家族であり、オープン当初から言っている通り犬達が嫌がるようならお店は閉めてゆっくり暮らすと決めて営業をしております。
大変ありがたいことにご来店のお客様は皆様当店のワンズに敬意を持って接して下さり、みんなもそれが伝わってか楽しく営業をさせていただいております。
本当にいつもありがとうございます。
現在は素敵なご縁も重なり10頭の素晴らしい犬達が我が家に居てくれていますが誰1人寂しい思いをさせないよう心がけながら毎日愛を注いでいます。
好きなように走り回り、広く快適な場所で好きな時に好きな場所で寝て、自然のたくさんある場所でもっと楽しく暮らせるよう木更津への移転に辿り着きました。
又現在既に変更しておりますが、ワンズ達が負担なく楽しくお客様と遊べるよう、定休日は週2日、一日のふれあいの時間は3〜4時間と短く営業することにいたしました。
私達人間を癒してくれる動物達が幸せでなければお互いが幸せになれないと思っています。
どうか不幸な動物が少しでも増えませんよう願います。
どうすればもっと我が子達が幸せでいられるか常に模索中ではありますが当店のワンズを愛してくださる皆様が安心していただけるよう尽力いたしますので今後ともご愛顧の程よろしくお願いいたします。